観光(遺跡群)

 12世紀から13世紀にかけて全盛を迎えたクメール王朝はやがて衰退の一途をたどり、いつしか人々の記憶から消えてきました。

しかし、忘れられた都はジャングルの中で生き続けていたのです。

  1860年、この地を訪れたフランス人の植物学者、アンリ・ムオのアンコール遺跡発見によって一躍注目を浴び、1863年にカンボジアがフランス領になってから遺跡発掘および調査・修復が行われアンコール王朝の全容が明らかになりました。

 独立後、内戦によって遺跡の荒廃を余儀なくされましたが、1992年にユネスコの世界遺産に登録され、世界各国の援助で修復作業が行われています。



【アンコールワット】
アンコール・ワットのアンコールとは「王都」、ワットとは「寺院」のことを示します。
ヒンドゥー教の神であるヴィシュヌ神を祀る寺院、そして王の墳墓として建てられました。
すべて石造りで、左右対称の巨大な寺院、はクメール建築の最高傑作といわれています。
周囲は環濠に囲まれており、中には参道や回廊、中央塔、そして回廊の壁には緻密な壁画があります。


【ベンメリア】
ベンメリアは「花束の池」という意味を持ち、三重の回廊、十字型の中庭などの伽藍配置になっています。環濠幅は45メートル、周囲4.5キロメートルと規模は小さいですが、アンコール・ワットと類似点が多いことから「東のアンコール」とも呼ばれています。

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